まさかのレシピちがい。クリスマス・イブイブに起きたニンジン4キロ事件

2015年12月25日



昨日クリスマスイブだからって調子にのってダンナ父と朝から飲んでたおかげで、今日はモーレツにふつか酔い&食べすぎ胸やけ度マックス。。

その点をふくめても、今年もにいつもどおり平和にクリスマス恒例行事のまっただなかのカト家です。












ツリーもかざったし、お墓参りもしたし、ダンナ実家にお泊りしたし、プレゼントもいろいろもらったし、もう、華麗なまでの、ゴールデン・いつものクリスマス。

 なのだけど、今年はいつもとちがうことが2つあった。 

ひとつめは、ダンナが仕事じゃなかったこと。 ダンナのボスというかヘルシンキ本社のシフト調整係の方にどんなおもわくがあったのかなかったのか、詳細は不明なのだけど、ともかくダンナは年明けの4日だか6日だかまで、2週間半も冬休み。






















いつもとちょっとちがうことのふたつめは、ダンナ母エリナとクリスマス料理の準備を分担したこと。

クリスマスはダンナ実家ですごすことが多いので、料理は全部ダンナ母エリナが用意してくれるのを食べるというのがこれまでのパターンだった。
もちろん、当日ちゃちゃっと作る前菜類だとかサラダだとかを手伝うことはあったけど、それよりふみこんだことは、ダンナ母エリナの

「いーの! いーの!!気ぃつかわなくて!!」

っていう言葉に甘えて、やったことがなかったのだ。

フィンランドのクリスマス料理の準備は、日本のおせち料理の準備みたいなもんで、何日も前から買い出しに奔走したり、あれこれ下準備したり、作り置きしたりする。だから、オカーサンはたいへん。なので、


ああー、私の担当、毎年食べるのだけだけど、いいのかなー

食べるだけ食べて酒のんでよっぱらってソファーでひっくりかえってるヨメって、いくらフィンランドでもよくないんじゃないのかなー

もうちょっと何か貢献したほうがいいんじゃないかなー


と、食べ過ぎ飲みすぎ胸やけでダンナ実家のソファーにひっくりかえりながら、毎年びみょうに私は気に病んでたのだ。


で、今年。


私は決心した。

今年こそは料理をちゃんと手伝おうと。

で、クリスマスの2週間まえ、思い切ってダンナ母エリナに電話した。



「あの、今年のクリスマス料理なんですけど、

ラーッティッコ類(フィンランドの野菜をつかったキャセロール)とか、

一度自分でもつくってみたくて。

うち用にいくつかつくってみようとおもってるんですけど、

あの、ついでなんで、

皆で食べる分も私が用意しましょうか?」



あくまで『ついで』を強調してるあたり、相手に気をつかわせないための気づかいっちゅう高等テクを身にまとった、できるヨメのたましいが舞い降りてたとしか言いようがない。ちゅうか、たぶん憑依されてた、私。


「ええー!ホントに!?それはうれしいわーー!ありがとうーー!」


と、ダンナ母、エリナ。

いま、できるヨメポイント60点くらい加算されたな。くくく。。。


「作り方とか、わかる?レシピとか、送ったほうがいい?」

と、エリナ。


「やや、だいじょうぶですよー ネットにいっぱいあるみたいだから おいしそうなの調べてみます」

と、力強く、私。

できるヨメ憑依がとまらない。


「そうよねー。ぜんぶお願いするのは大変だろうから、ニンジンとカブのラーティッコだけでいいわよ。

ホント、ありがとねー」


ダンナ母エリナ、うれしそう。

そういうわけで、クリスマス休暇でダラダラしているダンナにネットでレシピ検索するように申し付け、自分は材料の買い出しに走った。




ラーティッコっていうのは、キャセロールというか、グラタンというか、ペーストというか、箱型の入れ物に材料を流し込んでオーブンで焼いた料理で、クリスマスの食卓には、人参でつくったもの、ランットゥというカブみたいな根菜でつくったもの、じゃがいもでつくったもの、レバーでつくったものなど、4種類くらいがならぶのがふつうだ。

けっこうつくるのに時間がかかるものなので、私はイブのイブ、23日につくることにした。


カブ風根菜ランットゥのラーティッコは、できるヨメ憑依のなごりか、けっこうあっというまにさくさくとできた。

で、もう一品にんじんのほう。
ダンナ実家とうちで食べる分、キャセロール形6個分つくる計算で、2キロのにんじんを用意した。





で、ダンナがネットで見つけてきた、

『伝統的にんじんのラーティッコ』

て銘打ったレシピをタブレットに表示させながら、もう、自信まんまんで皮むいた。


皮むきながらワインとかもあおっちゃうし、余裕しゃくしゃくすぎて、写真だってとっちゃう。





レシピによれば、次にこのにんじんを全部すりおろすらしい。

あれ、ダンナ母エリナがつくってたとき、おろし金なんてつかってたかなって思ったけど、レシピにはきっぱり

『全部すりおろす!』

って書いてある。

そっかー やっぱ実際作ってみないとわかんないこといっぱいあるのねーってみょうに納得しながら、ふんふん言ってすりおろしたのだよね、にんじん2キロ。


で、そこにこれまたレシピどおりにお米を牛乳で煮たリーシプーロやら、ナツメグやら白コショウやらシロップやらをまぜて、オーブンに投入した。





『焼き時間1時間』

ってレシピがまたしてもきっぱり宣言なさっている。
けど、ダンナ母エリナが作ってたときは、もっと何時間もオーブンに入ってたような気がしたんだけどなー

やっぱ自分でつくってみないと、わからないこといっぱいあるのねー

と反省する。

もう、なんちゅうか、自分の知らななさ加減を恥じるいきおい。




で、一時間後。

オーブンから、私の人生初にんじんラーティッコご一行さま、ご登場。


感激の対面の感想ですか?
なんていうか、衝撃であることにはかわりはないんだけど、


こんなんだったっけ?!にんじんラーティッコって?!!


っていう方の衝撃。。。


こころなしか、私の知ってるにんじんラーティッコより若干色が薄いし、なんか表面のテクスチャーがちがうかんじもするし、

正直、『ちょっとしたヒト違い感』がぬぐいきれない。


あわててひと口食べてみた。
何かがすんごくオカシイ!!
私の知っているにんじんラーティッコはこんなにモサモサしてないし、スジっぽくない!!!!



何か私レシピどおりじゃないことしちゃったに違いないと、顔面蒼白になりながらもういっかいレシピを隅から隅まで読み返してみた。

そしたら、タイトル直下のちょっとした解説ちっくなひとこと欄に、

『にんじんを茹でずとも生のまま混ぜても作れるんです!気軽に伝統の味を!』

みたいなことが書いてある。


うわーーー。


タイトルに『伝統』って書いてあるから安心してたけど、結局これは『アウトロー』な作り方だった模様。



ダンナよ!!!なんでよりによってこんなの見つけてくるワケ?!
『一番普通の作り方のやつヨロシコ』って言ったじゃん!

てか、フィン語ネイティブなんだから、コンテンツは面倒くさがらずに隅から隅まで全部読んで確信してから私に引き渡してよ!!!


あー、これは作り直しだわ。。。
にしても、にんじんが足りない。てか、正しい材料がなんなのかすら、あやしい。
しかし時はもう、イブイブの7時。

あと数時間であらゆる店がしまって、次に開くのはクリスマス開け月曜日ってとこがほとんど。
ダンナにやつあたりしているだけでは問題は解決しないのだ。

時間がないのだ、私には!





カンネンした私は、ダンナ母エリナに恥をしのんで電話をかけた。


「あの、ネットで見つけたレシピでやってみたら、なんかヘンなことになっちゃって。。。いつもエリナが使ってるレシピ送ってもらえませんか?」


「やや、ホントーーーにヘンなんですよ!ちょっといつもと違うどころじゃないんですよ!」


「やや、べつに忙しくないし、作り直すの問題ないです!」


「材料?あっ、にんじんは全部つかっちゃったんですけど、まだお店あと1時間くらい空いてるし、だいじょうぶですー!」


スカイプじゃないのに、ただの電話通話なのに、両手ふりまわしてだいじょーぶアピールしてる、私。

しっかりしてくれ。





ともあれその後、私は閉店間近の店にすべりこんでにんじんを買い求め、ダンナ母エリナに送ってもらったレシピをモトににんじんラーティッコを作り直した。

写真ですか?そんなのとってる余裕ないです。
でも、おかげでちゃんと今度こそはまともなのを作ることができ、私らのクリスマスの食卓にはちゃんとにんじんラーティッコがならんだのでした。

めでたし めでたし。。


あとは、例のヒト違いにんじんラーティッコ2キロをダンナと2人でなんとか食べ切るっていう山場がのこってるんですけどね。。。



それじゃ、また!




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