くらやみに光るお墓といのり。10月31日のオウルの夜はしずかだった

2015年11月3日


先週の土曜日は祝日だった。
『諸聖人の日』っちゅう、キリスト教の祝日である。
この祝日は日にちが毎年微妙にずれる移動祝日ってやつで、ことしは10月31日だった。ちなみに去年は11月1日で、おととしは11月2日。

「ハロウィーンというのは、諸聖人の日(英語でいうと All Hallows Day ) の前の晩 (Hallow Eve)ということなのだ」

と何年か前にだれかが10月いっぱい毎日使えるウンチクをさずけてくれたのだけれど、だからといって世間がハロウィーン風コスプレでさわがしい10月31日の翌日が、フィンランドではかならずしも諸聖人の日じゃないのがまぎらわしい。
てか、よけい混乱するわ。。


日にちはまぎらわしいのだけど、この日にやるべきことはまぎらわしくない。
お墓参りをする。
お墓にろうそくをともしにいくのだ。


日本語訳が『諸聖人の』日ってなっているのだからお祝いの対象は聖人かとおもいきや、聖人っていうのを祭らないプロテスタントが主流であるフィンランドでは、お祈りの対象は、いまは亡きヒト、家族、友人、ご先祖様である。

私もたまたま仕事がやすみだったダンナと一緒に、ダンナ実家のお墓と、友達にたのまれたぶんのろうそくをともしに、墓地を2か所はしごした。





ダンナの実家の墓地は近所にある。車で5分のところだ。
例の、ダンナのひいおじいさんが神父さんとケンカして教会から追放されたハラいせに墓地一番でっかい墓石をつけているあのお墓だ。


教会から追放もしくは脱会したヒトらの眠る教会内僻地、くらい森の手前にあるそのお墓。

もともと墓石が大きくてめだつ上、近所に親せきがまだたくさん住んでいる関係もあってお供えにくるひとの数が多い。
だから諸聖人の日は、いつもよりひときわ目立って、はればれしくたくさんのロウソクとお花にかこまれ、キラキラうれしそうなかんじである。

『このさい一番めだってやるのだ!』

というひいじいちゃんの願いが1年で1番かなってるのじゃないか、この日が?!
ひいじいちゃん、よかったじゃん!



オウルの町中のほうの墓地もけっこうなヒトだった。
駐車場はけっこうな大きさがあるんだけれど、それでも車があふれだして、付近の空き地やら芝生までやら車でびっしりうまっていた。


ろうそくをともしたいお墓が遠くて行けないヒトは、最寄りの墓地に設置されているそれ専用の場所にろうそくをおそなえできるようになっているのだけれど、そこもあたりいちめんろうそくでうまっていた。





ちょっとした広場のようになったそこには中心に大きな十字架があって、そのまわりを本棚のようなかたちをした壁がかこんでいる。






十字架ひろばに置ききれないろうそくたちは、まわりにあふれている。
階段のすみ、石段の上、しばふの中。。


たくさんのひとが、十字架の足元のかわりに、近くの木のねもとにろうそくをお供えしている。











こんなにあたたかく照らされちゃったら、オバケもゾンビもでる幕ない。

てか、出たら出たで、いっしょにろうそくながめながら思い出話のひとつやふたついっしょに語ったりすればいいか。




それじゃ、また!



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