日本にたどり着ける気がしない!フィンエア直行便ドタキャン後のわれらが顛末

2015年6月26日



日本からのブログ更新もできないまま、帰ってきちゃいましたフィンランド。先週金曜日、夏至祭まっただなかの真夜中に。日本からの生レポート期待してくださっていた皆様、すみません。。

なんというか、今回は日本にたどりつくまでが一番たいへんだった。

乗るはずだったヘルシンキ発関西国際空港行きのフィンエアー直行便が出発当日の朝に欠航になってしまって、中国経由で日本をめざすことになったからだ。

まぁ、なんだかんだ言いつつも無事にちゃんとたどりつけたんだし、酒のんだときの話のネタになるからまあ私は別にいいんだけど、ダンナはけっこうこたえたようだった。

そのおそらく最大の原因は、ヘルシンキを出発したあとの乗り換えは北京で1回するだけでオッケー、北京で乗ったら寝てても大阪につくもんと信じていたのに、実際はそうじゃなかったって話から発生したもろもろの混沌的私らどうなっちゃうんだ的アンエクスペテッドなできごとの数々。。



まず、北京で乗り継ぎ飛行機に乗りこんで1時間弱、飛行機が下降しはじめた。

「あれ?北京から大阪ってけっこう近いんだね」

とか言っているうちに、どっからどう見ても大阪じゃない空港に着陸してしまった。

あわてて北京でるときにもらったボーディングチケット確認するも、そこにはどっからどう見ても『行き先は大阪』と書いてある。





すわ、なにごと?!

てかさ、こ、こここここは、どこかね!!?


「畑台空港へ ようこそ」


ものすんごい中国語なまりの英語機内アナウンスで美女キャビンクルー(憶測)がそうささやいたような気がした。

知らない街でバスや電車にのったとき、間違ったのに乗って全然ちがうとこにたどりついちゃったバカな自分を想像してよく手に冷や汗かいてた妄想族なワタシだったけれど、あのころのワタシは妄想スケールがちいさかった。

外国で間違った飛行機にのっちゃって、一面見渡す限り赤いぱさぱさの土でいっぱいの畑しかみえない空港におろされちゃうほうが、よっぽど冷や汗ものだった。次からバスに乗って不安になったら、今日のことを思い出そうと心に決める。

シートベルト着用サインがチーンと音をたてて消灯し、まわりのヒトはあたりまえの顔でここで降りるご様子。ばたばたと荷物を棚からとりだしたり、お土産のふくろなどをガサガサとまとめてらっしゃる。対し、顔面蒼白夫婦と化したうちらは、くだんの美女機内アナウンスを渾身のリスニング能力と想像力でもって解析をこころみていた。

むむ、どうやら、ここでともかく全員降りろと言っているようである。

「こんなことを言うってことは、きっとうちらと同じように『ここで降りるハズじゃなかった』って思ってるヒトが他にもいるのだ」

とダンナ、同志の気配を感じてたいそう心強くおもったもよう。

「ホッホ」
(フィンランド人がホッと安心したときに発する言葉)

と言いながら、水をがぶ飲みしてらっしゃる。




うちらのつたない状況把握&分析に想像力をまぶして察するに、どうやら同じ機体を使って大阪まで行くのだけれど、この畑台空港で数時間止まるため、ここで降りるお客さんじゃないヒトも全部一度飛行機から降ろしたいらしい。

それにしても、この時点にいたるまでオウルを出発して以来航空会社のチェックインカウンターの人々となんどもやり取りあったのに、なんで誰もひとこともこの件について教えてくれなかったのかしらと思わずにおれない。むかし似たようなことがあったときは、チェックインカウンターでボーディングパスもらうときにスタッフの方がちゃんと一言くれたのになと遠い目で昔を思い出す。

ともあれ、そんな遠い昔の記憶をたどりつつ白目がちにバタバタとナゾの畑台空港に降りたった。するとそこに、

「大阪へ乗継の方ぁー!」

と声をはりあげる制服姿のひとを発見。

彼女から今度こそ大阪行きの飛行機にのるためのボーディングパスをいただき、ほっと一安心したのだけど、それもつかのま、そのボーディング・パスに書いてある搭乗ゲート番号がぜんぜんまちがってるという。。。




それでもなんとか今度こそ大阪行きの飛行機に乗り込んで一安心したのだけれど、それもつかのま、濃いめ赤リップに濃いめ眉毛のひっつめ髪昭和初期風美人な笑顔キャビンクルーの中国美人姉さんが、

「こちらにご記入くの上、現地でご提出くださいね」

と言って税関申告用の用紙をもってきてくれたのだけれど、

その用紙、よく見たら


『Republic of Korea (韓国)』


…もう、日本にたどり着ける気がしない。

顔面ふたたび蒼白になりながら、ダンナとふたり、まわりの乗客のみなさんの様子をうかがってみると、みなさん韓国に行く気まんまんなのか、がっつりパスポート番号とかお酒の本数とか記入なさっている。

やややや、、もう、祈るしかないな。

でも祈っているだけでは物足りないので、念のためキャビンクルーの昭和美人をつかまえて税関申告用紙を指でぎゅうぎゅう差しながら

「あの、この飛行機って韓国行きなんでしたっけ。。?」

と質問してみた。
すると昭和美人、すんごい中国語なまりの英語で何かおっしゃって「ちょっとお待ちくださいね」的な笑顔をつくると、どこかにいってしまった。

数分後、前のほうの席に目をやると、例の税関申告用紙を例の昭和美人と他のクルーのみなさまが回収しまくっているではないか。ああ、よかった、うちらは韓国にいくわけじゃないのだ、韓国からヒッチハイクとかで大阪めざしたりしなくてよいのだ、とダンナとふたり手をにぎりあってよろこんだ。

しばらくして、例の赤リップのまぶしい中国美女キャビンクルーのお姉さんがやってきて、うちらの税関申告書も回収してくださった。

「申し訳ありません」

と赤リップ長身美女もうしわけなさそう。

ややや、いーんです いーんです!
日本にたどりつけるならこのくらい全然だいじょうぶですよ!
と愛想笑いをふりまくワタシとダンナ。

ちなみに日本の税関申告書はありますか?と聞いてみると、

「申し訳ありません。当機には本日積んでおりません。。」

ややや、いいーんですよ!
と引き続き愛想笑いをふりまきつづけるワタシとダンナ。

思うにきっとアレだ、クルーの皆さんにとっては北京から畑台空港にたどりつくまでが今日のハイライトだったんだろうな。で、畑台から大阪まではおまけ的フライトだったっていう。。

映画でいうなら涙のクライマックスの後のエンドロール、昼ごはんでいえばかつ丼の後のホージ茶みたいなもんだな。食後のホージ茶には食後のホージ茶なりの重要な役割もあるんだけど、まあ、いい。ともかくホージ茶がでることが重要なのだ。
ホージ茶がでさえすればいいのだ!

もとい!おまけだろうがなんだろうが、無事に日本につれてってもらえさえすればいいのだワタシらは!

ハァハァ。。



こんなわけで、本来なら朝8時代に到着するはずだった関西空港にわれらがヨレヨレと降り立ったのは、午後3時すぎ。大阪市内のホテルに到着したのは、もうほとんど5時。

それでも、
無事日本にたどりつけただけで、ぜんぜんオッケー!!

日本にたどりつけたヨロコビのほとばしりと極度のハラハラから解き放たれた開放感に流されるがままに行動したら、その晩はあべのハルカスのふもとで讃岐うどんをおかずにアサヒビールをがぶ飲みしたあげくに夜8時にバタンキュしてしまいましたとさ。。。

ともあれ今回、上記の畑台空港着陸騒動や、韓国着陸疑惑騒動のほかにも、中国での出入国手続き(トランジットだけなんだけれどあったんですよ)でアレコレあったこともあり、国は違えど同じ航空業界(というのかしら)で働く人間としてダンナはカルチャーショックてんこ盛りだったもよう。
フィンランドの空港や航空会社はどこもキチンキチンとしてるからね。。



と、今日はここまでで、おしまいです。

それじゃ、また!


※2015年6月30日追記:
わたしらが中国でおりたったのは、もしかしたら畑台ではなく煙台というところかもしれないです。ですが、窓からちらっとみただけだので、ホントのとこ、真実はナゾのままでございます。。



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こんなかんじで始まった今回の日本帰省、大阪到着以降もダンナは修学旅行生や漁師さんや梅雨にもまれたりハラハラドキドキが絶えないようでした。事件性はないですがそこそこ面白い話もあるのでボチボチと回顧レポしようかとおもうのですが、読んでみたいかもよと思っていただける方が多ければ早めに書く気になるかもしれないので、応援クリックいただけると嬉しいです。↑


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