おひとりさまマンミとダンナのイースター

2015年4月9日

世の中はイースター休暇は月曜日でおわったのだけれど、カト家ではまだ引き続きイースターの空気がもやもやと残留している。

その原因の第1は、ダンナが今日からイースター休暇(というか代休)6連休だから。

うちの旦那は空港につとめている。あたりまえだけど、空港っちゅうもんは、祝日であろうが、というか、祝日・連休でヒトが移動するこういうときこそちゃんと開いてなくてはならない。
だから職員で祝日に休みを希望する人はかなり事前に申請するのだけれど、今回は「絶対どうしても休みたいんです!!!」と熱烈にアピールするヒトがいたらしく、熱烈にアピールしなかったダンナはほぼ自動的に出勤シフトになっていたのだという。。

私自身はイースター休暇中、車で5分のところにあるダンナ実家にほぼ毎日いりびたっていたので、イースター飯をたべたりなど、イースター的年中行事・家庭内プログラムは一通りこなした。しかしダンナはほぼ毎日夜中の12時とかまで仕事だったため、なんにもそれらしいことをしていない。

せっかくの年中行事、せめて何かそれっぽいもんを食べたいんじゃないかしらん。
そう思った私は、ダンナにマンミ(mämmi)を買ってきてあげた。

マンミちゅうのは、フィンランドでイースターの時期に食べられているお菓子というかデザートというか、とにかくアレだ、甘味っちゅうやつだ。

A4ノートサイズの紙箱にはいった半キロ以上くらいのがデフォルトサイズ(↓写真をご参照ください)で、これがイースターの時期になるとお店の冷蔵品コーナーに山積みされる。

ウサギとかタマゴ並の存在感でフィンランドのイースターを代表する、定番選手。
いや、浮かれたところがまるでないこのいで立ち。。むしろ監督か。。。




マンミってのはフィンランド人であっても人により好き嫌いがある食べ物らしく、キライちゅう人はほんとにキライのようだ。

たとえば、イースター期間中うちのダンナの実家には毎年ダンナの姉夫婦、兄(とたまに別れた奥さん)、そしてそれぞれキッズたちが集まる。で、毎食後にデザートにマンミがでるんだけれど、ホントかんべんというヒトが何名かいる。

どろっとして、テクスチャーが気持ち悪い上に、おいしくないと言うのが彼らの言い分だ。


ほんとかんべん代表、ダンナ姉の夫・ベッルはヘビメタ式長髪な太めITエンジニアで、基本甘党。ふだんホクホクしながらチョコカップケーキとか焼いてるクセに、

「ほら!中からとろーり、あつあつのチョコレートが!」

とか言ってるクセに、

マンミをお皿によそうワタシらを見るだけで、

「オぇえ・・・・・・・」

とか言っている。

マンミだってトロトロ、とろーりだろうが!

マンミだって黒いし、チョコカップケーキの中に入ってたら気が付かないかもよ?!

とかツッコミどころ満載だなと思うけど、まあいい。


ワタシもそんなにたいして好きじゃないからだ。人のことはいえない。

なんでかっていうと、単純にマンミがすんごい甘いから。
前にも書いたけれど、私は甘いもんがそんなに好きではないのだ。



だから我が家用に、というかダンナ用に買ってきたマンミは、家庭用の半㎏とかじゃなく、おひとり様用のカップに入ったマンミ。ダンナが残したら誰が食べるんだっちゅう家庭内論争が巻き起こると困るからだ。火種は早いうちに消す、や、火種は家に持ち込まないのが家庭円満の秘訣です。

もとい。
おひとりさまサイズのマンミについて。

ダンナ実家でみんなで食べるときは、700g入りだかのノートサイズ2箱が瞬時になくなる。
うち3人は子供とはいえ、合計8人~10人くらいなんで、まあ、1人100~200gくらいってとこかしら。そう思えば、この小さいカップ100g入りはおひとり様適量サイズなのかもしれない。

ちなみにこのマンミは冷凍コーナーから持ってきた。
(下写真、雪印の下に書いてあるPakasteというのは冷凍と言う意味です)




「ほれ、マンミだよ!」

とダンナにだしてあげたら

「え?!連日職場で食べまくってたのに!」
と、ダンナ。

ナニー!!?

聞けば、イースター中も働くダンナを気の毒に思った(?)経理部のおばちゃんが、イースター休暇に入る前に手作りマンミを大量にもってきてくれ、それが職場の冷蔵庫に大量にあったのだそうだ。で、休み明けにおばちゃんがタッパーを回収に来るときまでにカラにしておかねばと、ダンナは一人でコーヒー休憩ごとにせっせと食べていたのだそうだ。

「ボク、もうマンミいいかも今年は。。。」
と、よわよわしい声で、ダンナ。

しょうがない、私が食べるよ私が!!

おひとりさまで!



ダンナ実家で食べるときはいつも軽い紛争状況(もちろんマンミ争奪紛争です)の中であわただしく食べるので、写真を撮るどころかまじまじと見たり思いをはせたことすらなかったのだけど、

見れば見るほど、この黒さ、つや、

なんちゅうか、たとえて言うなら(写真あるからたとえる必要ないんだけど)、こしあんみたいなかんじ?

カップの半分くらいまでしかマンミが入っていないのは、クリームや牛乳をかけて食べるヒトが多いから、そのぶんのスペースを空けてあるのかしらん?
(や、ただの私の深読みかもしれない。)

それにしても、カップのまま食べてるといかにもおひとり様な感じがするわ。。
1人暮らしの深夜のコンビニ弁当みたいな気持ちがして、ちょっとせつなくなってきたので、マンミをカップからお皿に移し替えた。




お皿にいれたら、深夜の弁当から北欧のイースターの昼間に戻ってこれたような気がする。
器の力、無限大。。

あ、で、ここで佐藤、もとい砂糖が登場。




砂糖はかけなくても十分甘いんだけれど、ダンナ母がいつも

「砂糖をいれるとシャリシャリして、いいよのねー」

と言うので、入れないとなんだか食感を大事にしないイケないヒトのような気がするので、入れている。




あ、でも入れすぎた。




つぎに牛乳をいれる。

ここで牛乳じゃなく、クリーム(泡立てないホイップクリームとか、デザートにかける専用のだとか、バニラ風味のついてるのだとか)をかけて食べるヒトもいるんだけれど、私にはそれはちょっとクドすぎるので、たいてい牛乳をかけている。




マンミがすんごい甘いので、それを中和すべく、牛乳はけっこうガバガバ入れる。





これくらい牛乳入っていれば、まず安心。
それにしても、この見た目、インターネットで出回っている「マンミ 調理例」とだいぶちがうな。

でもまあいい。これがリアルなカト家マンミです。。




マンミはライムギ粉と砂糖などなどをまぜて発酵させて、それをさらにオーブンで焼いたものらしいけど、あくまでワタシの舌には、プルーンジャムをほろ苦くしてざらざらさせたような味がすると思う。

キライなヒトの例をさっき書いたけど、フィンランド人でも外国人でも、好きなヒトはすごい好きだ。

その代表例は私の友達のギリシャ人のマリタなんだけれど、彼女はマンミがすんごいスキで一年中すきあらばマンミを食べている。油断してると真夏の8月とかでもお茶のみに行ったら

「ぐふふ。。マンミ、食べる?」

とかお声がけくださるという。。。




今日はほんとはガラパゴス的な独自の進化をとげたダンナ実家の不思議イースターの模様をレポートしようと思っていたのに、ただのマンミレポートになってしまいました。

それでもとりあえず、ナゾの食物マンミに知的好奇心をかきたてられているという皆様、フィンランドに行った際にはぜひ味見してみたいものだと思ってくださっている皆様に、

・マンミにはおひとり様サイズもあります!
・一年中売ってます!
・イースター時期以外なら、冷凍コーナーにいけばたぶん見つかるかも?

ということなどをお伝えできたなら幸いです。

それでは、また!


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ダンナ実家のガラパゴスなイースターについては、もし来年もまだブログをやっていれば
そのとき書いてもいいかなと思ったりもしてるんですが、「来年じゃなく今年がいいよ!」
「イースターだいぶ前に終わってるけどイースター話つづいてもいいよ」
と思ってくださる方が多ければ書く気になるかもしれないので、
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