ドスコイ君とフガフガ会社人間生活。はじめのチャレンジはラッシュの高速道路

2015年4月27日




ここしばらくわが町オウルは絶好調。

オウル出身ロサ・マリアさま20歳が今年のミス・フィンランドに選ばれちゃうわ、アイスホッケーの国内リーグでは地元チームのカルパット(Oulun Kärpät)が2年連続優勝しちゃうわ、しかも優勝点入れたのが若干17歳のピチピチイケメンだわで、

その絶好調の勢いたるや、

ふだん当たり前の日常の中にとけこみすぎてて気がつかなかったけど、
実はオウルって、美貌と才能とスポーツ神経あふれる若者のひしめく町だったんじゃない?!

っていう錯覚さえ生み出しそうな勢い。

って、まあもちろんオウル市民全員の総意なわけじゃないんだけど、少なくともうちのダンナはうふふとか言いながらお祝いムードにひたっているので、大目にみていただけるとうれしいです。

私?

私は観戦型スポーツだとかミスコンとかに熱狂するタイプの人間でないんで、そんなに浮かれてふがふがしているわけではない。

むしろ、ホッケーの件については、オウルで開催された最終戦に満を持してチャーター機3台でもってオウルに乗り付けた対戦相手タンペレ市のチーム・タッパラの関係者の皆さんのその後が気になってしょうがなかったりもした。

(アウェイの試合だからオウルまで応援しに行ってやらねばと思ったんだろうなあ、2年連続オウルに負けてなるもんかと気合はいってたにちがいない。ああ、それにしても試合後タンペレ空港にファンは出迎えに行ったんだろうか、や、もうタンペレに着いたころは夜中だから、空港誰もいないんだろうなあ、かわいそうになあ。。等々)。

とはいえ総じていえば、カルパットのお気に入りの選手ドンスコイが活躍したので、私の絶好調感も高めだ。


写真Yle.fiより



それにしても、優勝点入れたのが17歳アホ選手、大活躍したのがドンスコイ選手。。
ドスコイで押して、アホを投入ってわけね。ほう。。

この奇跡の日本語語呂合わせコンビネーションの妙をわかってくれるヒトがオウルにもっとたくさんいれば、絶好調の次の次元へ行けるのに、ざんねん。。。




ドンスコイのいいところ?
そりゃあもちろん、何はともあれ、名前がいい。

ラジオ中継で試合を聞いていると、ドンスコイが何か活躍っぽい動きを決めるたびアナウンサーが
『ド(ん)スコイ!』とこぶしを入れた感じでシャウトなさるんだけど、それがほんと、相撲の『どすこい』に聞こえてならない。

しかも、アナウンサー氏が興奮してくると『ドンスコイ』の『ド』のとこにイントネーションが置かれ、『ん』が聞こえるか聞こえないくらいしか発音されないので、すくなくとも私の耳には『どすこい』以外に聞こえようがない。


『出た!どすこいっ!!』

ほんとはドスコイじゃなくドンスコイなんだけど。


『そこだ!どすこいっ!!』

ぐぐっと前に押し出してくるかんじがほとばしって、これ以上いいホッケー選手の名前なんてないような気さえしてくる。


『どすこーーーーーい!!』

名前だけでオーディエンスの手に汗かかせる選手って、稀有だわ。。。




そんなわけで、特にここ数週間、私はドスコイ君におおいに刺激をうけていた。

かかんにタックルでせめまくるドスコイ君のように、私もいざというときはガツンといっちゃうんだからね!…と、まあ、刺激をうけていたというよりは、感化されていたというか、リアリティーとしてはただの妄想の世界の話なんだけど、ともかくこう、『どすこい』のキーワードの下、なんとなく盛り上がってた。

で、この盛り上がりがけっこうイイ感じに私の生活全面をプッシュしてくれたのだけど、

その最たるものが、朝のラッシュの高速道路。

以前ちょっと書いたように、4月から私はオウルに本社があるワイヤレス機器のハードウェアとソフトウェアをつくっている会社でインターンとして働かせてもらっている。

私が住んでいるのはオウルの町の南側。
対して、会社のオフィスがあるのはオウル町の北側。

必然的に、出勤するためにはオウルの町の中心部を経由して南側から北側へと移動しなくてはならないのだけれど、最短で行くためには日本の高速道路のような自動車専用道を使わなくてはならない。

それだとだいたい時速100キロで走って、20分から30分で行ける。


高速で100キロとか110キロとかで走ること自体は、私自身全然オッケーである。

ただ、通常道路から高速道路に合流するところがけっこう恐ろしく、これまでこの道路を運転することを、私はこっそりできるだけ避けて暮らしてきたのだった。


合流ポイントがおそろしい理由。
それは、

『高速で走っている車の群れに、うまいことスッと入っていけなくてモタモタしてしまうから』


正確に具体的に言うと、

「モタモタして車列に入れてもらえないばかりか、後続車の皆様にあおられる」


フィンランドの高速道路も日本の高速道路(自動車専用道)も車の流れのしくみは同じ。だから単に私が高速道路になれていないだけで、フィンランドのほうが日本のよりコワいとかそういうことではないんだけれど、

100キロ以上で走ってる車と車の間めがけて自らも100キロで突進していくって、けっこうコワいよ!!


オウルの朝の出勤ラッシュ(7時半~8時すぎ)は、渋滞ノロノロになるほど車の数が多いわけではない。だから逆に、車の数はけっこう多いんだけれど、車の流れは100キロ近くのままなのだ。


後続車のみなさんも後ろに迫ってらっしゃるし、ここはもう思い切ってどんっと飛び出していかなけりゃいけないんだけど、なんていうか、こう、どの車とどの車の間にもぐりこんでいこうか、今行けばその車間に間に合うのか、もうちょっと加速してからのほうがいいのか、それともその車間はあきらめてその次のチャンスを狙ったらいいのか、なかなか決心つかないわけですよ。


今いく?

いかない?

とか、ココロの準備ができない私はモジモジしちゃうわけなのだ。

この姿、なんかに似てると思ったら、アレだ、南極の氷のへりで海に飛び込むべきかどうしようかまよってる、ペンギン。



エサとりに行かなきゃなんないからとりあえず皆の後ついて海まで来てみたけど、なにこの崖っぷちっからとびおりろと?!

なんか氷の崖の下はなんだか海で、なんだかおそろしげにのたくってるし、ところどころ岩とかフジツボとかむき出しになってるし、あああ、なんだかいやだわ。。岩のところに落ちちゃわないようにねらい定めたいわあ、あああ、押さないでください後続ペンギン、狙いがさだめられないじゃないですか、あわわわわわわどうしよう落ちる落ちる落ちる・・・

とか言ってるうちにうしろから押し出されて、ぼろんと海に落ちちゃうという。。。


ペンギンの場合はへんに落ちちゃってもちょっとアザがつくくらいかもしれないけど、こっちは去年ローン組んで買いかえたばかりの車にのってるのだ。ローンだけ残して車壊れちゃったら困るのだ。自然治癒しないのだ車は!

それよりなにより、最悪の場合ホントに自分や他の方々のケガとか、最最悪の場合、命に係わることだってあるわけで、そういうこと考えると、アクセル踏みこむ足がおもわずゆるんでしまう。


で、こんなふうにモンモンとスローダウンして、後続車の皆様にあおられるというのがいつものパターン。。。




こんな私の高速道路おろおろペンギン生活をプッシュしてくれたのが、くだんのホッケー選手ドスコイ君なのだ。


あの車間、いけそう?

行く?行かない?

どうするどうする?!


こんなふうに私のココロの中のペンギンがもたもたしはじめたら、それがドスコイ君の出番なのだ。



きょどるな まような ねらった車間に 一直線!

リンクを飛び交うホッケーのパックのように まようなカトよ! 
ドスコイ ! ドスコイ ! 


パパパパパパーーンと車の列をすりぬけて ゴールは会社だ! 
ドスコイ ! ドスコイ !!




そう、私の秘策、それはドスコイ君になりきってドスコイ君の歌(作詞作曲・カト)を歌うことで、心身のリラックスをはかり、リズムでタイミングをとりつつ、数々の精神的ハンデをかかえた高速道路合流部分を乗り切るというもの。

身のこなし鮮やかなホッケー選手になりきると、なんかこう、切れ味ある合流をコンプリートできるような気がする。

それになにより、「ドスコイ ドスコイ」っていうフレーズが、ぐいぐい押していこうっていう気持ちを盛り上げてくれて、いい感じである。


ちなみにダンナにこの話をしたら、

「へえー。
でも、『ドンスコイになりきって』っていうけどさ、あのヒトたぶん歌うたわないと思うけどね」

と言われた。
それでも夢は、ドンスコイとの自作曲デュエットです。




いま働かせてもらっている会社はすんごいいいところです。イケメンオッリはいないけれど、会社にサウナはあるし、理解あるポジティブエナジーにあふれた同僚たちにかこまれてるし、すばらしすぎて自分の幸せがコワいくらいです。その話はまたぼちぼちと書けたらと思います。




とりあえず、今日はこのへんで!

それではまた!



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