夢のスパイクタイヤ・ライフ、撃沈。

2015年3月18日



日本人がフィンランドに引っ越したら冬で苦労するんじゃないかと思われるヒトも多いのかもしれないけれど、少なくとも北海道そだちの人間にとって、フィンランドの冬はほんとらくちん。

なぜかって、ほとんど除雪しなくていいから。

もしかしたら私の知らない豪雪地帯とかあるのかもしれないけれど、すくなくともオウルのあたりは雪は降ることは降るけど、たいした量ではない。

今年はなんどかドカっとふった日があって、そのたびに「除雪が大変だ、しばらく雪降らないでほしいわー」という声をあっちこっちで聞いた。

たしかにヒザがうまるくらいの量が一晩でつもったりしたこともあったけど、
一晩でヒザくらいとか、ぜんぜんオッケーだから!
ヒザ埋まる程度の雪だったら、昼ごはん食べてる間の1時間でコンプリートされちゃうから、北海道だったら!!



わたしゃね毎朝のように6時前に起きて1時間ちかく除雪して車掘り起こして、

職場ついたらこんどは職場の玄関やら1時間ちかく除雪して、

仕事終わったら終わったで職場の駐車場から車だすのにまた30分以上除雪して、

家帰ったら帰ったで、今度は自宅の駐車場1時間かけて除雪してたんですよ!





朝起きたときに雪がつもってなかったときのウキウキとか、

吹雪の音聞きながら寝入るときの憂鬱とか、


そういうの知った上で言ってるのですかフィンランドの除雪が大変だと?!!



ハァハァ。。

何の話だっけ、あ、フィンランドの冬がらくちんって話をしてたのだったわね。。。

てなわけで、私がフィンランドに移住する際「もう除雪で苦労しなくていい」というのは移住メリットのひとつとしてけっこうホットなポイントだった。




ホットなポイントは、もう1つあった。

「フィンランドに行ったら、スパイクタイヤで暮らせる」

埋め込まれた金属のピンが道路の表面をけずって粉塵をまき散らしているとして日本では禁止されて久しいスパイクタイヤだけれど、フィンランドでは今でも普通に買えるし使える。

もちろんスパイクタイヤしかないわけではなく、日本で売っているのとまったく同じスタッドレスタイヤもお店には並んでいる。町にとまっている車のタイヤをじーっと見てみても、スタッドレスを使っている車もけっこうある。それでもやっぱりスパイクタイヤ率はけっこう高い。





いつか誰かが、
「道路が凍ってるんだから、すべるのは当たり前なのだ。すべってもぶつからなければいいのだ!」
みたいな名言を授けてくれたのだけれど、私はできることならすべっちゃうことも避けたい。

冬道でつるんとすべっちゃうときの恐怖ったら、ほんと、血の気が引くとしか言いようがない。峠とかカーブとか交差点とか、ひとりガクガクブルブルしていたもんだった。

あの恐怖の瞬間をへらせるもんならと、2年ごとに大枚はたいて新品ピカピカなスタッドレスタイヤを買っていたんだけど、それでもすべるもんはすべるのだ。
だから、

「昔はよかったー スパイクタイヤはすべらんかったー」

というまわりのオジサン連中の昔ばなしを聞くにつれ、スパイクタイヤの憧れをつのらせていたもんだった。

で、フィンランドに来たら、その憧れのスパイクタイヤに乗り放題なわけですよ。

もう、ウキウキ♥

去年の冬はフィンランドの運転免許証への切り替えのため、あらゆる免許証を警察にあずけてしまっていたのでまともに冬道運転する機会はなく、したがって今年が私の初のまともなフィンランド冬道デビューとなった。


で、感想ですか?


スパイクだろうが、すべるもんはすべる!!!!!


もう、車庫から出した瞬間からすべってる。
アイスバーンも、ブラックアイスバーンも、圧雪路面も、オールすべってる!


てかむしろ、ヘタなスパイクタイヤ(うちの4年目タイヤのこと)より、新しいスタッドレスのほうがよっぽどすべんないんじゃないかしらん?!

いままで憧れを温めていただけに、けっこうな落胆具合ですよ、私は!!

ウワサの白馬の王子様、実際に登場してみたら腕っぷしは弱いし顔もいけてないし服のセンスも悪い!みたいな感じですよ!

まあ、王子様なんちゅうモンは、そもそも期待しちゃいけないっちゅうことでございますね。。




冬にフィンランドにいらっしゃって車の運転のご予定がある方は、スパイクタイヤ体験できるかもしれません。ものすんごい地味ですが、スパイクタイヤの観察など日本ではできないちょっとした特殊体験ですので、ご興味のある方はぜひどうぞ!

それでは、また!


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