フィンランド版食品衛生責任者的な資格(Hygienipassi)試験に挑んだ話

2015年1月18日



最近ダンナが私の書いているブログに興味を持ったらしく、

「どんなこと書いてるの?」

と聞いてきた。
けっこう最近までダンナはブログというものにけっこう否定的で、始めたときなんかはけっこう反対していたくらいなのだけれど、その経過はまた別のときにお話するとして、ともかく私はダンナの質問に答えた。

「酒のんで二日酔いがつらいだとか、

路面電車に車ぶつけて恥ずかしかっただとか、

ジムにいる60代ターミネーター・フィン男がすごいんですだとか、

ほっつきあるいてエアギター優勝者に間違われてはにかんじゃいましただとか、

インターン先のイケメンにふがふがしてましただとか、

高速道路でマンモスに追いかけられてビビったとか、

パンがイヤだとか、

フィンランド語学校のクラスメイトやらがどうだこうだとかいう話などです」

するとダンナ、

「朝から晩まで学校行ってるのに、勉強してますって話、少ないね。。」

やや、ないこともないんですけど、少ないかもね。。。

たしかによく考えてみたら、今通っている語学学校も2月の末で終わり。

最近やることがたくさんあって、物理的に時間がたりないのだけれど、
たしかに、学校でこんなこと学びましたって話、もっと今のうちに書いてもいいかもね。。

でないとまた半年も1年もたってから、思い出話化した元ネタにうさんくさいセンチメンタリズムをちりばめたのを、「今さらですが」とか言いながらのせるハメになっちゃうんだろうなあ。
それはよくないかも。。

というわけで、これからしばらくは、今通っている学校の話ももっと書こうと思います。




先週、私ははひさびさにテスト勉強をした。

フギエニパッシ(Hygienipassi)という、日本でいう食品衛生責任者資格に近いものの資格試験を受けたからだ。



あんまり詳しくないのでアレなんだけれど、
日本の『食品衛生責任者』の資格は、レストランやカフェ、お菓子やパンやお弁当など食品加工業などを自分で立ち上げるときなんかに必要になる資格なんだと思う。

逆に言えば、ただスタッフとしてそこで働く場合はこんな資格はいらない場合が多いんだと思う。
お店に1人食品衛生責任者資格を持ったがいれば、他のヒトは無資格でもオッケーというか。

でなけりゃ「何でもいいからバイトしたいなあー」とか思ってペラペラ求人誌めくっていた大学生が、面接の翌日からいきなり牛丼のごはん盛り付けたり、パン屋で食パンを6枚切りにスライスしたり、コンビニでおでんの具を足したりという事態は発生しえないんじゃないかしらと、私は思う(自分自身はこういうバイトをしたことがないので、あくまで憶測です)。


でも、フィンランドでは

レストラン、カフェ、食肉・魚介類販売、パッケージ入り加工食品やお惣菜製造業など、食品を扱う店舗や会社で食品をじかに触る仕事をする場合、職場に1人いればオッケーではなく、食べ物をさわるスタッフ全員がこの資格をもっている必要がある。

また、

老人ホームや保育園、観光・自然ガイド業、スーパーやキオスクなど、お客さんや施設利用者に食べ物を出したりする可能性がある職種の場合も、この資格を持っていると就職するときに有利になる場合があるのだそう。

ま、とにかく早い話、この資格がなかったら、牛丼にご飯盛りつけるどころか、コーヒーすら入れさせてもらえないのだ。

どんだけ仕事がバリバリできてよく気が付くヒトで、しかも神レベルのカフェラテアートができるんだとしても、フギエニパッシを持っていなければ、履歴書送った段階で門前払いなのだ。


私は気もきかないしカフェラテアートもできないし、むしろコーヒーすらまともに淹れられない。
だけれども、学校の担当の先生マルヨに、

「もしガイドとかいう方面の仕事もアリなら、コレあったほうがいいかもしれないよ」

と、教えてもらったので受けてみることにしたのだ。

というのも、インターン関連アレコレのすったもんだのすえ、インターン生活第3弾として11月末から12月いっぱい、オウルを拠点にするアクティビティー系のガイド会社でインターンをさせてもらったのだけれど、そのときの上司の方や同僚の方々がすばらしく、

インターンが終わって学校に戻ってきてから、先生マルヨに、

「オウルでそれで食べていくのは相当大変そうだったし、フィンランド語がもっとできるようになるまで当分無理だけど、ガイドっていう仕事もスバらしいかもしれない」

と感想をのべたら、それをマルヨが覚えてくれていたらしい。




試験の前に2日間講習があった。

そこで食品衛生とは、なぜ必要なのか、食材の運搬(運搬中に運搬車の冷蔵庫が壊れた場合はその食材は全部使ってはいけないとか)、

料理するときの留意点(コレコレの微生物が発生しやすいのは何度以上、何度以上で何分以上加熱しないとダメとか)、

加工済みの食材の保存方法のOKとNG(乳製品などの低温殺菌と高温殺菌の違いだとか、ビュッフェテーブルにはどういう状況なら何時間出してオーケーでどれはダメとか)、





食品を扱う場所の衛生管理のいろは(木のまな板はNGだとか、どの洗剤はどう使うだとか、どの雑菌はどうしたらやっつけられてどうやるのは意味がないとか)、

食品を扱う人の衛生(指輪はもちろんピアスも全部はずすしもちろんボディーピアスもダメだとか)。。ともかく延々とこういうことを学ぶんだけれど、


まいったのが、先生の超絶マシンガントーク。


ふつうのマシンガントークでも朝の9時から午後3時近くまでぶっ続けられるとけっこうな消耗なんだけれど、それをフィンランド語でやられると消耗度が1000倍くらい増す。

先生ティーナは、フィンランドだけならず海外でもシェフとして、また、レストラン経営者としても長年経験を積んだとかいう肝っ玉母さん風のオバサン先生。

たったの二日やそこらで試験にでてくる範囲を全部教えるってなると、どうしても詰め込み、大事なとこだけにはしょっても、どうしても早口になっちゃうのもわかるけど、

ともかく、質問するタイミングすらない!
というか、先生いつ息継ぎしてるのか不明。
人間経験を積むと、鼻から息すってクチからはしゃべり続けるとかいう高等テクを習得できるのかもしれない。

そんでもって、試験にでてくるフィンランド語が、むつかしい。

テストそのものは、○×式、40問中34問正解すれば、合格。
問題の内容は、勉強しないとわからないこともあるけれど、たいていのことは一般常識の延長上にある知識なので、そんなにむつかしくない(ハズ)。

しかしいかんせんテストがフィンランド語ネイティブのヒト用にできているので、当たり前だけどわたしら移住したてのガイジンが普段フィンランド語の勉強につかっている教材より難しい。
というか、そのへんの雑誌や新聞のフィンランド語と比べても、言いまわしがややこしくて、よくわかんないのだ。





日本語のこの手の試験でも、簡単なことなのに小難しい言葉つかったりするのと同じことなのかもしれないなあ、でも日本語だったらちゃちゃっと受かったはずなのに、いや、せめて英語でもよかったなあと遠い目で思ってみたりもしたけれど、そんなこと思っていても何の助けにもならないので、5分くらい妄想してすぐやめた。

そんなわけで、今回のテスト勉強は食品衛生について学ぶというよりも、それについて書いてあるフィンランド語を勉強するというような感じになった。




で、結果ですか?

40問中35問正解で、スレスレ合格。

この資格は数年ごとに更新する必要がないので、一度受かると一生使えるので、もう二度とこの試験を受けなくてすむ。

ラッキー

35問正解といいつつも、その半分くらいはほとんど『カン』、あふれ出る想像力にまかせたギャンブルだったので、ほんと今回の合格はラッキーとしかいいようがない。

今回一緒に受講したのはワタシと同じようにフィンランド語があやしい外国人ばかり20~30人。
受験するのが初めてでない人が半分弱。

で、聞いたところによると、今回は10人弱受かったようだ。
そのうち2名は満点合格だったとか。

皆さんお疲れ様でした。。。





今後この試験を受ける方がいらっしゃったら参考になるかもしれないので、この試験の勉強ができるサイトを以下ご紹介します。

●Hygienipassiテストについて。
EVIRA(フィンランドの保険衛生局のようなもの)の公式サイト
http://www.evira.fi/por…/…/elintarvikkeet/hygieniaosaaminen/
EVIRA公式サイトではないけれど解説やタダでできる模擬テストのあるサイト
- http://www.hygieniapassit.info/

●テストの例(EVIRAのサイト):
http://www.evira.fi/…/elint…/hygieniaosaaminen/osaamistesti/

●フィン語ノン・ネイティブ用の簡単なフィン語で解説している教材:
- http://www.edu.fi/hygieniaosaaminen
- https://www.kotisuomessa.fi/ (Työelämä→ Matkailu ja ravitseminen→ hygieniaosaaminen)
- http://www.hyria.fi/files/1467/Hygieniaosaaminen_v1.1.pdf

●フィンランド人向けに作られた普通のフィン語で書かれた教材:
- http://hygieniapassi.gene.fi
- http://www03.edu.fi/oppimateriaalit/purtavaapuhtaasti/


●模擬テストを気のすむまで受けられるサイト(有料)
- http://www.harjoittele.fi/fi?gclid=CjwKEAiA0O2lBRDOrPX4oJP3t2oSJACjpaHAt_-iiAZLpPtOegGZ_jer0KjfxPHKd8Gh6Pb1Au1_4hoCxF7w_wcB




それでは、また!

今週末は今度はYKIーTesti(フィンランド語能力検定試験)の中級試験(Keskitaso)を受けてきます。
今日から勉強します。

グッド・ラック、ワタシ。。



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というわけで、今週はテスト勉強にはげみたいとおもいます。
ブログ更新はテスト後になってしまうかもしれませんが
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