オウルの年越し花火をやけくそ動画で。フィン人ダンナは花火大好き。

2015年1月3日




明けましておめでとうございます。

新年のごあいさつそうそうにアレなのだけど、お正月といえば、毎度脳裏によぎるエピソードがあって、それは私の父トシヒサと母ノブコの新婚時代の話。
ちなみに父は名古屋人、母は大阪人だ。

『○○人』ってからには、生まれも育ちも、それぞれ名古屋、大阪。

母にいたっては、結婚して故郷である大阪を離れて40年ちかくになるにもかかわらず、いまだに家庭内は当然のカオをして大阪弁をしゃべっているし(でもその大阪弁はちょっとガラパゴス的進化を遂げている)、父だって相変わらず見た目ほぼ真っ黒な赤だし味噌の味噌汁を愛好している。

そんなカルチャラル・バックグラウンドのちがう2人が結婚した最初のお正月、その事件は起きた。

母がつくったお雑煮が、白かったのだ。

大阪では白みそを入れた雑煮がふつうなそうで、新妻・ノブコの作ったお椀にはその大阪風の白いお雑煮が入っていたのだ。

お雑煮といえば、すまし汁にモチと青菜と鰹節が入っているものと信じて疑わない名古屋人・父はお椀の中を見た瞬間、

「こんなもん、くえるかぁあー!!」

そしてドンとお椀をつきかえしたのだ、新婚最初のお正月の元旦の朝っぱらからそんなヒドイ目にあったのだと、事件の精神的被害者である元・新妻(母)は鼻息荒げてこの『ゆるすまじ白雑煮の思い出』をガラパゴス大阪弁で述べていた。

ともあれ、こんな事情でこの事件以降、私の実家では毎年正月になると名古屋風のお雑煮が作られることになったのだった。




育った地域がちがう2人が結婚すると、結婚最初の数年間はこういう、『お互いが思うスタンダードのギャップ』に由来する事件がボコボコ発生するもの。

日本人同士ですらそうなんだから、国際結婚だとさらに大変だろうとお気遣いいただくことも多いのだけれど、私の場合、違いすぎてかえって楽なときが多い。



違いすぎてかえって楽というのは、たとえば年中行事にしろ、料理にしろ、生活習慣にしろ、違うことのほうが多いので、ダンナが細かいことに干渉してこないから。
というかむしろ、干渉するポイントにすらたどりつかない。

雑煮にかつおぶしがかかってなかろうが、汁が白かろうが、あんこもちがはいってようが、ぜんぜんオッケー!

どさくさにまぎれてカレー粉とか入ってても全然オッケー(入れないですけどね)!

むしろ、雑煮って何だったっけ?

なんであれ作ってくれるなら、食べますボクも!

…ってくらいのノリ。

そんなダンナ、唯一の正月の希望は、


『花火がしたい…』


正月というか、正しくは主に大晦日のイベントなのだけれど、フィンランドの多くの人らは新年の到来を花火でお祝いする。

新年のお祝いを花火でお祝いするというか、そのとき(大晦日)以外、花火を打ち上げてはいけない。法律でそうきまってるそうだ。正確に言うと、12月31日の18時から翌1月1日の2時まで、8時間の間しか花火してはいけないことになっている。






限られた時間だけ許された、年に1度の花火の日。

この日しかしちゃいけないからこそ、この花火の日を満喫したい!!
気のすむまで、花火を打ち上げたい!!

と、ダンナの言い分としては、そういうことらしい。
去年は大晦日に仕事でできなかったので、どうしても今年は思う存分花火をしたいのだという。

新年を祝いたいというピュアな動機はひとっかけらも出てこないし、ワタシとしてはなんでこんな寒いとこ花火なんだ、花火ったら夏の風物詩でしょうとも思う。

しかし!

雑煮には絶対あんこもちが入ってないとヤダとか、おせちにはこの具がないとヤダとかごねられるより、勝手に花火させておくだけでハッピーなうちのダンナのほうがずっと楽だなと思ったので、家庭内決裁おろしましたよ!

そしたらダンナ、

花火販売解禁日12月27日に(花火できる時間だけでなくお店で買える期間も限定で、12月27日から31日の5日間のみ)、


買ってくるわ花火、80ユーロ分!

アホか!!


「え、だってオッケーっていったじゃん!」

まあ、言いましたけどね。。


「18時からはじめるとして、12時きっかりまでやり続けるなら、これくらい要りそうじゃない?」


って、アンタ、6時間も花火やるつもりなわけ??!


「そんでもって、町中のほうで大きい花火大会あるそうなんで、それも見に行きましょう!」

…どんだけ花火あれば満足なんだ、ダンナよ。。


正直、もう新年のお祝いのためなの花火なのか、『花火の日』がたまたま12月31日だったのか、なんだかもうよくわからないけれど、ともかく私は

「大晦日に花火なんて、できるかあああーーー!!」

などと口走ったりせず、お互いのカルチャラル・バックグラウンドの違いをのりこえ、ダンナに付き合ってあげたのだった。




大晦日当日、17時ちょっと前からダンナ、彼の兄トンパとつれだって、いそいそと外へ出かけていった。

兄トンパの花火の束もすごい。スーパーの買い物袋サイズのビニールぶくろがはちきれんばかり。
ダンナの分とあわせると、ぴちぴちに花火のつまったビニールぶくろ、3個ぶん。。。


で、18時から始まりましたよ、花火!
うちのダンナらだけじゃなく、ご近所のヒトらもすんごい勢いで打ち上げるもんだから、外で自治会のイベントで巨大ポップコーンかなんか作ってるのかってくらい、家の中までポンポンポンポンすんごい聞こえてくる。

18時から19時ごろと、11時から12時半くらいまでが特にみなさん熱心に花火うちあげなさっていた。

夜中、ほんとに音がすごくなってきたので、日付の変わるくらいの時間にダンナの様子を見に行ったときにビデオを撮ってみた↓

(ピンボケひどくて車酔いしそうレベルなんですが、コンデジのオートフォーカスならしょうがないわね、まあ、音聞くくらいなら許容範囲ね、とおおめにみていただけるとうれしいです)

(うしろでずーーーーっと鳴っている、トタン屋根に雨粒があたるようなポコポコポコポコいっている音は、風の音が入ってしまったのではなく、遠くのほうから聞こえてくる花火の音です。)






それにしても、ドンパチすごいな!

火薬のにおいとケムリがあたりいっぱい漂ってるし、

ドンパチそっこらじゅうから聞こえてくるし、

頭の上をヒュンヒュンいいながらロケット(花火だけど)かすめてくし、

紛争地帯かココは!!


ほんと、そっこらじゅうから花火が湧いてくるかんじ。

近所のみなさんが楽しんでらっしゃるのは、個人で打ち上げるにしてはちょっとデカ目に思える打ち上げ花火が主流。

ちなみに、18歳以上しか花火を買えないことになっているので(保護者が付いていったとしても、子供には売ってくれない)、これらを買ってこんなアホみたいにドカドカ打ち上げているのは18歳以上の子供ってことになる。

そういう18歳以上の子供のよい例が、うちに住んでいるフィンランド人。。

ちなみに、手持ち花火はTähtitikku(タッティティック。意味:星の棒)も売っているんだけれど、お店にのすみっこに申し訳程度に置いてあるだけ。18歳以上の子供には、あんまり人気がないようだ。




最後に、オウルの中心部、市場広場のあたりで行われた花火のようす↓





国家斉唱、まだ歌い切ってないから!
フライングだから!花火チーム!!




こんな感じで、花火の轟音を聞きながら、ダンナが用意したフィンランドの年越しソバ的な立ち位置にある『ソーセージ&ポテトサラダ』をモソモソ食べながら迎えた、2015年でございました。






今年もどうぞよろしくお願いいたします!

それでは、また!



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