あやしい日本。「生き」ビールの巻

2014年9月21日

うちのダンナは日本語もぜんぜんできないし、日本という国についてもあんまりよく知らない。

いわゆる『親日家』みたいな人々には程遠くて、一部フィンランド人のみなさまに愛されているジブリもトトロもNarutoも知らないし、空手は聞いたことあっても柔道も剣道も知らないし、和食だって食べたことがあっても名前は知らないっていうものばかりだ。
でも、ヨメが日本人っていうことは知っているので、なにか日本ぽいものを発見すると報告してくれる。

で、それ、今回はビールだった。


近所のスーパーで私がどのキュウリが一番いきがよさそうか物色していると、ダンナが牛乳パックかかえながらやってきた。

「なんか日本っぽいビールあった!!!」

と息切らしながらいうので、ビールコーナーに検閲に行った。

そしたら、あったよ、、



『生』ビール。。。






となりにならんだヘビメタバンド、モーターヘッドのビールもすんごい主張してるけど、「生」もまけずに主張していらっしゃる。。


それにしても、なまビールって、すごいじゃん!
そんなんもフィンランドに売ってるんだね!


と言って喜んだのもつかのま、よーくみてみたら、

「Iki Beer」。。。

「生きビール」


すごいな生きてるのか!?ビールが?!
生きた菌がおなかにとどく健康に気配りのできる人むけのヨーグルトのようなもんなんだろうか。


しかも、どさくさにまぎれて「生」の下にYUZUって文字を発見。
柚子ってこと?

しかも、さらにどさくさまぎれ度はさらに加速して、ボトル側面には

「Green Tea Beer」

と書いてあるのも発見。。
緑茶ビール。。
柚子入りの生きてる緑茶ビール。。。

わわわわわわ。。
衝撃にうちふるえる、私の買い物カゴ。

売り場の棚のこのビールの値札の横には日本製ってことのアピールに日の丸マークがついてるけど、絶対これ日本製じゃないから!!

誰だよこんなウサンクサイもんつくって売ってるのは!!

ワナワナワナワナ。。

しかしあれだ。文句いうなら金払ってからいってくれというお店の人の声が遠くから聞こえたような気がしたので、色々気持ち悪いのだけどとりあえず買って家で吟味してみることにした。




王冠、赤くアジアな感じに、「生」を主張。。




「生」の上に、『Iki』と、ふりがな。

でも意外とフォントのセレクトがこざっぱりとオシャレで、タイあたりで見かけるアヤシイ日本語の書いてある日本風製品よりはなんとなく垢抜けたかんじ。。
ヌーベル・ジャポネーズとでもいえばよいのでしょうか。。


裏面を拝見すると、ちゃんと日本語が書いてあった。

「ゆずと煎茶を使った のどごし爽快 生きビール」。。。。

生きビール。。。
やっぱ、「なま」じゃなくて、「いき」だったのね。。。





それにしても、どこの誰がこんなあやしいウサンクサイもん作ってるんだ、フィンランド製だったら机につっぷして泣くしかないなと思いながらビンの裏をチェックしてみたら、オランダ製だった。
ほっとしたわ。。。

中身をグラスにそそいでみた(写真なし。すみません)ら、色はエール色だった。
別に、緑とかではない。

飲んでみても、別に煎茶の味はしなかった。

柚子は、、、ものすごいその気で飲んでみたら、ほんのり柑橘系っぽいような味や香りがするような気もするけれど、ビンに入ってなくてグラスで「ほいっ」て渡されてぼやーんと何気なく飲んだら、別に何にも気が付かなかったかもしれない。
メキシコからやってきたなんとかビールの、ライムとかの風味がほんのりついてるのとたいして変わらない。というか、味が全体的にうすい。

結論から言うとものすごい激ウマなわけではなく、少なくとも私は好みではなかった。そのわりに高かったのでもうたぶん2度と買わない。ご縁がなかったということでご勘弁いただこうと思う。
サウナの友は煎茶味のビールとかいったら、一般フィンランド人に尊敬のまなざしで見てもらえたかもしれないのに、出会いが実らず残念であったわ。。



それにしても、オランダ製だとしても、なんなんだ、この「あやしい日本」製品をつくってるやつは。。。そんなわけでこのビールの素性をグーグル先生にお伺いしたら、先生こんな耳より情報を教えてくださった。

「生きビール」公式ホームページ。。
http://www.ikibeer.com/ja/ (日本語版 ※ほかにフィンランド語版、英語版などもあります)




このうさんくささで(+日本では販売してないのに)、日本語対応してるのがすごい。

ともかく、このサイトでこのビールのプロフィールを探らせていただいた。
「生きビール」って何もんなの?という質問に対しては
iKi ビールは、アジア文化の香りと現代的なライフスタイルの融合によって生まれた全く新しいビールです。アジア独特の原材料と西洋のビール醸造の職人技が織りなすユニークな味わい、香り、のどごしがビールに新機軸をもたらしました。
とのこと。

緑茶をまぜてみた背景については、

iKi ビールの違いは、醸造工程の初期段階からオーガニック栽培の緑茶の葉を配合している点にあります。これこそが、ユニークな味わいと抗酸化力の秘密。iKi ビールは、世界で初めて緑茶を使ったビールです。

…といっても色も別に緑じゃなかったし、味もお茶の味ぜんぜんしなかったけど、配合したっていう事実が大事なのかもしれない。

サイトに販促動画がへばりついているのを発見(同じのをYoutubeから↓)。





ほうほう、こんなサワヤカ風なヨーロッパの若者たちにオシャレに楽しまれているのね。。
クール・ジャパンってやつ?


しかしこのプロモーション動画よりもっと聞き捨てならない、とてもじゃないけどスルーできない「生きビール」のテレビコマーシャル動画も発見。。


「生きビール」のイメージキャラクター、それは、サムライ。。。?




さっきまで「緑茶成分配合!」「柚子の香り」とかいって正統派・味で勝負してます路線で売り込んできてたのに、コマーシャルになると急にサムライ路線に変更してイメージ一本勝負でせまってくるというこの華麗なる転身っぷり。(ちなみにこのコマーシャルはフィンランドではたぶん公開されてないです。ご安心ください)

それにしても、サムライが売り込んでくるこの「生きビール」、ふつうのよりちょっと高くて小ビン1本3.69ユーロ(今日のレートで510円くらい)。サムライ・ザ・プライスレスですな。。。




そんなわけで、ダンナの「日本ぽいもの」発見レポートでございました。また何か見つけてきたらレポートします。

それでは、また!




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