オウルのレストラン・デイ ハシゴのための指南

2014年5月20日





快晴だった先週の土曜日、フィンランドはラビントラ・パイヴァだった。

ラビントラ・パイヴァというのは、それっぽく英語で言うと「レストラン・ディ」。
この日、1日だけ、誰でもどこでもレストランをひらいて営業してよいという日。

『誰でもどこでも』っていうのがどういう意味かというと、小学生クラスメイト同志で出店してもよいし、自宅裏庭におもむろにテーブルとイスならべて営業してよいし、もし部屋が片付いていれば居間で接客したってかまわないし、出店場所も営業時間も値段設定もメニューも、ぜんぶ自分できめていいということ。
しかも面倒な「食品衛生責任者資格」などなどの面倒な資格は問われず、しかも登録こそすれ出店するための審査や諸手続きも問われないという、ほんと夢のようなイベントである。


●レストランデイについて詳しくはこちら↓●
オシャレかつお役立ち情報も満載、そのうえ日本語版もあるという夢のような公式サイトです↓


フィンランド発祥のフードイベントで、2011年に始まったばかりとまだ若年イベントながら、いまや世界何百もの都市で繰り広げられているのだそう。


オウルでも23軒出店あり。



上の地図がレストランデイの公式サイトの中の「レストランを探す」というところから見られるもの。
大変ありがたい。ここを見るとサイトに登録して「わたしらここでやってます!」と届け出ているお店をみつけられる。

やみくもに町あるきまわっても、そんなうまいこと犬が棒にあたるみたいに店には出くわせないので地図は必要であると思う。まあ、ヘルシンキみたいな都会にくらべてオウルはこじんまりとしてるので、迷ったとしても限度があるのだけど。。






しかし聞くとことによると当日はサイトへのアクセスが集中したため、このレストランサーチが使えなかった人もいたらしい。

そういうときは、なんとレストランサーチ用のアプリがある。
(↓下写真は公式サイトからお借りした、ダウンロード画面のキャプチャです。)







アイフォンとかアンドロイド用だけでなくウィンドウズフォン用のがちゃんと陳列しているのが、フィンランド発祥イベントのアプリらしいわ。。

フィンランド人が誇るノキアのスマホがウィンドウズフォンだった(前はLINUXのスマホも作っていたけれど生産終了したらしい)こともあって、フィンランド国内でウィンドウズフォン使ってる人はなんだかんだいって、多いのだ。(かくいう私もノキア社員が家庭内にいるので、有無をいわさずノキアのウィンドウズフォンでございます。。。)
てなことで、フィンランド発スマホアプリはウィンドウズフォン対応してるのがほとんどだ。






とかなんとか言ってるまに、おめあての最初の地点に到着。

「スーダン、ベネズエラ、ペルー、モロッコ、ロシア、スリランカ、日本、中国などなど、18か国もの家庭料理からおもてなし料理まで、いろいろ選びたい放題であるので、ぜひ来なさい。そんでもって、私の作ったのも買うヨロシ!」と、出店することにした友人何人かからお誘いを受けたので、まずここに来た次第だ。

ここは、オウル市が運営している団体が入っている建物で、ふだんは外国人向けに手取り足取りいろんなサポートをしてくれたり、異文化交流イベントなどをコーディネートして開催したりしているそうな。
で、レストラン・デイの今日は、オウル在住の外国出身者のみなさんが、お国料理をずらっとならべて営業中ということのようだ。




中はいったら、混んでるわ、混んでるわ!

私の目当てはソマリア料理よ、ソマリア料理!
サモサはどこだサモサは!?






「たぶんコーフンして手当たりしだい食べたくなるだろうから、最初にたべたいものを決めておこう。それをまず入手してから、衝動買い食いしよう。」

という、自己分析に基づいた具体的な計画を立ててからこのイベント会場にのりこんだ私とダンナ。


入手したのはスーダンのココナツ風味のおかゆ(しょっぱいし茶色いが乳製品というトッピング付き)、ソマリアの羊羹風ナッツ味のねりものはさんだクッキー、どこかの国のゴマ100%ゴマ団子(団子の上にゴマがかかっているのではなくあくまでゴマ100%を砂糖でかためた風)、ウルグアイのイカめし式デカとうがらしに肉&黒米の煮たの詰め、韓国のビビンバ、モロッコのねぎ焼おやき風のパン、具がケンタッキーフライドチキンに味がそっくりなんだけれどあくまで手作りなどこかの国の鶏肉入り揚げパン。。。




(↑早く食べたいあまり、写真撮影用にこぎれいに食べ物をならべなおすという発想は蒸発しておりました。)


写真には写っていないけれど、これ以外にも、ロシアのえらいおおげさな感じの鍋に入っていたボルシチ、ロシアのえらいおおげさな感じのポットにはいっていたお茶、モロッコのミラクル級おいしいミントティー、どこかの国のみかんとヨーグルトがたくさん入っていて体にすごくいいとかいうサラダ、ペルーのトウモロコシでできてるのに赤くて甘酸っぱくてベリーか果物としか思えないミラクル体にいいとかいうジュース、同じくペルーの体にものすごくいいなんとかが入っているドライケーキ、同じくペルーの体にすごくいいキヌアという穀物がはいったスーパーフードサラダ、などを頂いた。

そんでもってお持ち帰り用に、ソマリアの肉入りサモサ(でか三角揚げ餃子みたいなもの)も買った。


値段設定はたいてい1個1ユーロから3ユーロくらい。
個人が半分以上趣味でやってるからといって、別にそんな激安価格ではなかった。

結局、上記トータルで20~30ユーロくらいだったような気がする。

ともあれ、ふだんめったにお目にかかれないレア・外国料理をいろいろあじわえて、オトナ2人がくるしいくらいおなか一杯になったんだから、十分お値段の価値はあったと思う。

ちなみに店員さんは全員外国人だったけれど、みんなフィンランド語ペランペランであった。
それもそのハズ、そんなに混んでいないお店の人なんにんかに聞いてみたら、フィンランド在住歴うん十年とか。






おなか苦しいわー、食べ過ぎたワーと思いながらフラフラ徘徊していたら、別のお店を発見

このお店を発見する直前に、これとはまた別のお店を発見してしまい、そこでトドメのフルーツシェイクを飲んでしまったので、もうおなかには一寸の余裕もない。


それにしても、このレストランデイ、「いつか自分のカフェ/レストランをオープンしてみたいのよね」と思う人たちにとっては、夢のような企画だなと思う。

1日だけとはいえ、資格なしで自由に「実験」できるんだから。

どんなメニューがウケて、どんな風にやれば赤字にならずにすんで、お店のディスプレイとか雰囲気づくりとか、立地のめぼしだってつくかもしれない。もしかしてコレ、ひそかにフィンランド政府の「カフェ独立応援企画」とかだったりするのかもしれない。






それにしても、お店をあちこちハシゴしようと思っていたのに、なにかしらこのザマは。

ダンナによれば、出かける前に、
「アプリがあるから、ハシゴもかんたん!」
とか、スマホのコマーシャルみたいなセリフを自慢げに吹聴してたというじゃないか、ワタシよ。

アプリの出番登場するまえに、私の胃のほうが営業終了してしまったじゃないか。

もう三十路中堅なんだから、いいかげんもっと人生全般計画的にやってくれ、ワタシ。。





というわけで、今回の反省をもとに、次回は以下の点に気をつけてレストラン・デイに臨みたいと思います。

「レストランデイ・ハシゴのおきて」

・できるだけ大人数で一緒に行動すべし
→ ひと口づつ色々種類多くたべるために、みんなで一皿買ってシェアするのだ!


・一食目はあさごはん
→ 1日はながいのだ。それをめいっぱいつかうのだ。朝から晩までかけてハシゴすればたくさん回れるのだ!


・共同のサイフに小銭をたくさん入れてもっていくべし
→ お店ではほぼ確実に現金しかつかえないのだ。また、店員さんにむやみに不必要に心労をかけてはいけないのだ。お店出してる人たちも、たのしみたくてやってるのだ。お客のわたしらもお店の人もわらってレストランデイをしめくくるために、さくっとさらっと受け渡せるようにお金をちゃんと用意しとくのだ!


ワタシもぜひレストランデイにハシゴしてみたいわ!と思ってくださった皆さんのご参考になれば幸いです。

ちなみに、次回のレストラン・デイは今年2014年の8月17日(土曜日ではなく←日曜日!※訂正)だそうです。


ワタシ?もちろん行きますよ。




それでは、また!




にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ
楽しんで読んでいただけたら、クリックしていただけるとうれしいです↑




コメントを投稿

Latest Instagrams

© Kato@Oulu. Design by FCD.