クリスマス後セール・アレアレの魔法

2013年12月30日



クリスマスがおわったら、次のイベントはお正月ではない。クリスマス・セールだ。クリスマスの後にいろんな売れ残りがたたき売りになるセールで、フィンランドではたいていの人のクリスマス休暇明けにあたる12月26日、27日あたりからほとんどのお店で始まって、1か月くらいつづくところが多い。

フィンランド語でセールというのは「Ale(アレ)」という。
「アレ!」「アレ!」、ふしぎな言葉だ。言葉そのものに猛烈にあおってくるかんじがほとばしっている。「セール!」といわれるより、「アレ!!」と言われた方がなんかこう、いますぐ買わねばならない!という気分になる。外国語なのに言葉のひびきだけでここまで心に訴えてくる言葉はそうないんじゃないだろうか?こういうのが言葉そのものの力ってやつなのかも?

日本でも英語の「セール」というのをやめて、フィンランド語の「アレ」にかえてみたら、売上が激増するかもしれない。ぜひどなたか実験してください。



というわけで、アレアレだらけの町に繰り出した私とダンナ、ちゃんと買い物メモをつくってから出かけた。おもな内容はお互いへのクリスマスプレゼントだ。クリスマスの日にどうしてもあげなくてはいけない他の人へのプレゼントにくらべ、夫婦間プレゼントは融通がきく。というわけで、クリスマス後のセールでかしこくお得に買おうという算段だ。

それにしても、アレアレ中の買い物は誘惑でいっぱいだ。





フクロウのでかデコイが超アレアレ価格になってるのを発見。通常価格約30ユーロが半額。
スペックは高さ50センチ、おもさ2キロほどの軽量加工。おなかについたヒモをひっぱるとつばさがバサっとひろがるハイテクシステムが採用されており、これが玄関に2コくらいあればうちの防犯は完璧だと思う。




これはサンタの奥さんの人形もしくはサンタの助手の人形と思われる。濃厚な売れ残り感をただよわせた彼女もアレアレ価格になっていた。余談だけれど、こっちの人形は(人も)髪の毛が白いからといっておばあさんと限らないのでまぎらわしい。プラチナ・ブロンドってやつだ。でもこの人形はホウレイ線からいってそれなりの年齢だと思う。

この人形を見ながら来年のクリスマス用品もいま買っちゃえばいいのではないだろうかということにハタと気が付き、ものすごい発見だわと思いつつダンナにその旨のべると、「そうそう、そうなの。包装紙とか買っとこう。でもその人形はナシ」とさらっと言われる。

というわけでクリスマス用品を物色。



とはいえ、この店ではお気に召すものをなかなか発見できず。
デパートのクリスマス用品売り場にあったアレがよかった、と思い出す。


いまからあそこのデパート行こう!アレアレのうちに行こう!行って、あのステキなクリスマスグッズをもりもり買うのだ!!
と、がぜんもりあがってきたので、その旨をダンナに述べると、

「ホントにそれ、ほしいの?」

とのダンナレスポンス。

そうだ、ちょっとまて私よ。

「クリスマスショッピングなんて、商業主義者のマーケティングにうまいこと乗せられちゃった人がするもんだ、わたしはそんな口車には乗せられないもんね」
「店も道も人多すぎて、きもちわるい。血糖値も血圧もおちてきた。早く帰りたい」
「ツリーの飾りとか、もうどうでもいい気がする」
「クリスマス・ショッピング、もう5年くらいしなくていい」
…こんなこと口走ってたのは、先週の私じゃなかったのか?!

目をさますんだ、私よ!
アレアレの魔法で、なんでもかんでも欲しくなってるだけなのじゃないのか、ワタシよ!
アレアレでOOユーロ得したとか言ってるけど、おサイフのお金がOOユーロふえたわけじゃなく、むしろそれ以上へってるんだけど、気づいているか、ワタシよ!

百歩譲ってアレアレに便乗するとしても、そもそも今日は買い物リストがあったじゃないか、そっちが先じゃないか、ワタシよ!しっかりしてくれ!




というわけで、いのちからがらアレアレの魔法をふりきって、そもそもの目的地へたどりついた私とダンナ。そこは、クロスカントリースキー売り場。

オウルは平らで、坂がない。坂はないが雪はある。というわけで、クロスカントリースキーがたいへん盛んである。海も凍って雪がつもるので、そのうえをスキーしたり、飽きたらそのへんに穴をあけて、氷上フィッシングを楽しんだりするらしい。

斜度があればあるほどスキーは尊いというような姿勢の人々が周りに多かったせいで、正直私はクロスカントリースキーに対して、おきがるに楽しめる軟派な冬のレクリエーションというイメージばかりもっている。そんなわけで、私はいままでクロスカントリースキーにまともに取り組んだことがないのだ。当然道具も持っていない。

そんなわけで、今回板から靴から一式まとめてダンナがご購入。ちょっと遅めのクリスマスプレゼントとしてありがたくいただいた。




うちの近所に見える海はボスニア湾。対岸はスウェーデンだ。この海は毎年全部すみからすみまで凍る(ただし、船が行き来するところは砕氷船が行き来するので、海面があるらしい)。

全面凍ったら、スウェーデンまで歩いていけるのだ。そう思うと、いままで軟派なスポーツとおもっていたクロスカントリースキーが、いっきにエクスペディションのポテンシャルにあふれたイケてるスポーツのように思えてきた。いますぐ行きたい。



(オウルとスウェーデンの対岸っぷりは、以下の地図でごらんください)


大きな地図で見る 



ここのところ最高気温がプラスの日が続いている。いつ海が全面凍るのかわからないけれど、凍る日が今からまちどおしい。凍ったらまたレポートします。



(写真は近所の湖。海ではありません)


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ
ランキングに登録しています。楽しんで読んでいただけたら応援クリックおねがいします↑

コメントを投稿

Latest Instagrams

© Kato@Oulu. Design by FCD.